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海の星の聖母カトリック大船渡教会の皆さまへ

2026年07月25日

山本量太郎 (カトリック成城教会主任司祭)

成城教会では本年、大船渡教会と末永くお付き合いさせていただきたいとの願いを込めて、大船渡教会と共に歩む会が発足しました。今回の「大船渡さ行ってみっぺしツアー」はその最初の活動となります。私は成城教会を司祭一人で担当していることもあって、今回の大船渡訪問ツアーの一員として8年ぶりにお訪ねしたいという願いはかないませんでしたが、文章にて一言ご挨拶申し上げます。

8月15日の聖母マリアの祭日に

さて、「海の星の聖母」のためには特に定まった祝日はなく、ふつう8月15日の聖母マリアの被昇天の祭日に祝いますから、その日の成城教会のミサでは海の星の聖母・大船渡教会の皆さまのために、聖母の取次ぎとご保護をお祈りいたします。特にその日のミサで、カトリック聖歌集322「あめのきさき」第1節、「…海の星と輝きます」と歌うとき、きっと大船渡教会のことを思い起こしていることでしょう。

「海の星」はラテン語で「ステラ・マリス」と言いますが、この聖母の称号は興味深いことに、二つの間違いに由来すると言われています。まず、ヒエロニムスという5世紀の有名な学者が誤って、マリアという名前のヘブライ語的な語源は「海のしずく」(スティラ・マリス)の意味であるとし、それがさらに、ある写本家によってステラ・マリス(海の星)と写し間違えられたということです。 しかしながら、象徴的な意味に富んでいるこの名称は、 最も親しまれている聖母の称号の一つとなっています。事実、「海の星」を主題とする聖歌は、カトリック聖歌集には3曲も載っています(338番~340番)。

岩手県の宣教と成城教会

皆さまもご存じのとおり、カトリック教会としての岩手県の宣教は、第2次世界大戦が終わって3年後の1948年、ベトレヘム外国宣教会のスイス人の神父さまがたに委託されました。78年前のそのとき、すでに来日して東京で日本語の勉強を始めていた若きスイス人の神父さまがたの後ろ楯の一人になったのが、喜多見教会(後に成城教会)の大越菊次郎神父さまでした。当時の喜多見教会(後に成城教会)の青年たちが、大越神父さまの呼びかけに応えて、次から次へと岩手県の幾つかの教会に伝道師(カテキスタ)として出かけていきました。その中には、生涯を岩手県の宣教のためにささげた山田秋穂さんや、成城教会に戻ってきてからずっと岩手県の教会を支援し続けた久保田武光さんがいます。

成城教会では、東日本大震災の後、青年たちやボーイスカウトたちが岩手県の、特に大船渡教会と継続的に関わり、さらに8年前からは姉妹教会としてお付き合いさせていただいておりますが、それには長い前史があったことを一言お伝えしたいと思った次第です。

これからもよろしくお願いいたします。

 

カトリック成城教会

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