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多摩南宣教協力体司祭巡回ミサ
年間第12主日

2013年06月23日

2013年06月23日
10:00 安次嶺 晴実神父(喜多見教会主任)

6月23日、司祭巡回ミサは喜多見教会の安次嶺主任司祭が司式をされました。説教では、福音朗読(ルカ9・18―24)に基づいて、キリスト者としてキリストに従う決意と確認について語ってくださいました。

Fr.Ajimine

キリストによって派遣された弟子たちは、多くの成果を上げて帰ってきます。イエスは、そんな彼らを、人里離れた所に行って休むよう促しました。イエスが弟子たちを「人里離れた所」に行かせたのは誰にも邪魔されないためであり、イエス自身が大切なことをする前にかならず人里離れた所で祈りをささげられていたからです。弟子たちにも同じことを要求されたのです。

これは、イエスが弟子たちにご自分の後継者として歩み始める前に、大切な心構えを身につけさせるためでもありました。祈りこそ、活動に疲れた弟子たちの心を癒し、神の生命を充電させてくれます。バランスの取れた活動と祈りは、使徒的実りを保証するものだからです。弟子たちの活動を通してイエスは彼らにイエスの恵みのパイプ役としての役割を与えます。恵みを与えるのはあくまでもイエスご自身なのです。弟子たちは、その恵みを配るパイプ役にしかすぎません。イエスは、彼らにご自分のことをどのように理解しているかを確かめるため、弟子たちに尋ねます。「人々は人の子のことを何と言っているのか」と。さらに、「それでは、あなた方は私を何者だというのだ」とお尋ねになるのです。ペトロが代表して答えます。「神からのメシアです」と。弟子たちは、イエスが「メシア・キリスト」であることを理解しています。そこでイエスは、メシアである自分の弟子として生きるためには、どうしたらよいか、その心構えを彼らに伝えるのです。

「私についてきたい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、私に従いなさい」と。イエスの心は、全世界の人々を包み、その人々への愛が、イエスを宣教へと駆り立てているのです。宣教活動の原点は「人々への愛」であり、これこそイエスが弟子たちに伝えたかったことなのです。人々を真に愛し、人々をその心に包み込み、そのために命を投げ出せるような心を育ててこそ、初めて、キリストの弟子と言えるのです。現代の使徒的役割を生きる私たちの心に、このイエスの心が生まれ、さらに成長し燃え上がるよう祈りましょう。

淡々と語られる安次嶺神父の言葉でしたが、今の自分たちの使徒的役割や心構えについて改めて問いかけられているようでした。ミサ後は中高生会のコーヒーサンデーに参加なさって信徒の方々と和やかに歓談されていました。

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