古郡Box3: ご聖体を噛んで拝領
Q: ご聖体を噛(か)んで拝領することはできますか?
昔、初聖体のときにご聖体を噛んではならないと教えられました。
今年も成城教会では、幾人かの子どもたちが初聖体を受けました。その際、何人かの大人の方からこのような質問をいただいたのでこの場で答えてみたいと思います。
たしかに一昔前まで、初聖体の前の勉強会では、ご聖体を決して噛んではならないと教会では教えていたように思います(わたしもそう教わりました)。尊いイエスの御からだをいただくときに、むしゃむしゃと噛んでは失礼にあたるということで、たしかにその通りだと思えます。
ただ、修道院で焼かれるパン(ホスチア)の形状によっては、噛まずに拝領することがとても難しいものもありますし、高齢になればなおさら噛まずに呑み込むのはとても困難になります。
大切なのは、噛まずに拝領するか、しないかということにあるのではなくて、聖体拝領によって、わたしたちが、引き裂かれ、噛み砕かれたそのイエスとまったく一つになるのだという神秘を相応しく受け取ることでしょう。わたしたち一人ひとりがキリストの御からだをいただくなら、一人ひとりがキリストのからだとなります。愛のゆえにすべてをお与えになったキリスト。わたしたちは、聖体をいただくことで、引き裂かれ、噛み砕かれたキリストとなり、まわりの人に自分を裂き与えながら、自分のいのちを輝かせるのです。
※ 古郡忠夫神父様に質問をするコーナーです。これからもお楽しみに。

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