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お久しぶり! フェルッチョ神父様

2017年05月04日

以前成城教会の主任司祭だったフェルッチョ・ブランビッラスカ神父が4年ぶりに来日しました。
ferruccio現在は、カトリック・ミラノ外国宣教会の総長としてアフリカ、アジア、南米など世界各地を訪問するなど精力的に宣教活動を続けています。3月18日(土) 午後カトリック船橋学習センター・ガリラヤで「これからの教会」について講演をしました。

フェルッチョ神父はこの4年間で2度フラシスコ教皇に会う機会があり、そこで一人ひとりに丁寧に接する教皇の姿を目の当たりにしました。教皇は、教会を愛していて教会の改革を中心に取り組んでいます。そんな教皇が考えている「これからの教会」についてまず話しました。以下が要点です。

  • 教会は問題の解決を押しつけるイメージがあるが、まず現代の人々一人ひとりの声を聴くことが必要です。
  • 信者であるということは、見せかけではなく真の意味での信者であるべきということです。
  • 教会は皆平等。一人ひとりを大事にする、一人ひとりのために時間を費やすことが求められます。
  • 神父や主導者は希望と喜びを示さなければなりません。
  • 体制に合わない組織は変えるべきです。変わらない教会は滅びます。
  • 教会の役割は今も将来も福音を伝えることです。
  • 小教区にとって福音宣教のビジョンは主任司祭ひとりでなく皆で考えることです。
  • 教会は外に目を向け特に貧しい人、弱者、病人、移民に心を配ることが必要です。
  • 説教は簡潔で直接心に響く言葉を選びわかり易く伝えることが大切です。
  • 教会は家族、家族的でなければ教会とは言えません。
  • 教会は回心し続け、いつも憐み深くあるべきです。
  • 教会は喜びにあふれるところ、なぜなら信者のいるところには喜びがあるからです。
  • 教会は自分を見つめるところ、祈りを大切にすべきです。教会の魂である祈りを忘れて形や儀式にとらわれてはいけません。

次にフェルッチョ神父は宣教活動を写真で紹介しながら、自身の考えについて述べました。
「教会にとって諸宗教との対話が大切です。他宗教は敵ではありません。対話から平和が生まれます。今も迫害をされる教会が結構あります。たとえば、数年前フィリピンミンダナオ島で神父が3名殺された事件がありました。中国では宣教活動が認められていないので神父はミサができません。国によって教会の活動はさまざまですが、アフリカ、ミャンマー、インド、パプア・ニューギニアなどでは貧しさや病気を解決する活動をします。病院、学校、孤児院、食堂、社会復帰の支援などです」

さらに世界各地の現状を伝えました。
「アフリカの教会では暑いところにもかかわらずミサに2~ 3時間かけていますが、あっという間に過ぎてしまいます。ミサは生活の一部になっているのです。南米は召命が多い一方、聖職者至上主義があります。ヨーロッパでは教会はしっかり根付いてはいますが疲弊していて若者離れが深刻です。一方アジアは中国やインドで迫害をうけても信仰を守る教会が多いです」

最後に、マザー・テレサがかつてローマ訪問の折に話した『私は教会を変えようと思ったわけではありません。暗闇に輝く希望の星になろうと思っただけです』という言葉を引用されて、「皆さん一人ひとりが教会の輝く存在になってくれればと思います」と結びました。

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