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開講! 福島神父様聖書研究会

2008年05月13日

2008年5月13日

成城教会の特色の一つは信徒の方々が勉強に熱心なことです。前主任司祭のフェルッチョ神父様の講座が3月4日に終わってから、火曜日10時の研究会を引き継ぐ講座の開設を待ち焦がれた方々を中心として30余名(男性2名)が、5月13日(火)10時から始まる福島神父様の「聖書通読」講座に顔を揃えました。11名(男性1名)の方々は火曜日の研究会は初めてです。大学・高校などで学年の授業始めを学内新聞で報じるのに倣って、福島神父様の最初のクラスの集まりの模様をお伝えすることにしました。

冒頭に、神父様から聖書は難しい面もあるが、教養のためではなく信仰のため読むためのもので、親しまなければならない、素直に読むことが大切なことを強調されました。 新共同訳がどのようにして作られたかを知りたい方々に、神父様がお読みになった参考書として下記で始まるシリーズの書籍を推薦されました。
「新共同訳 旧約聖書注解〈1〉創世記―エステル記 」(高橋/シュナイダー監修、石川、左近、和田、木田、野本編集、日本基督教団出版局発行)

全員で「主の祈り」を唱えて、これから長期間続けられる「聖書通読」の序論に相当する部分が始まりました。
初めに神父様は神学校に入学されて、1年間で聖書を通してお読みになってのご感想、神学校の1年目にイスラエルを訪問されて気付かれたことをお話しになりました。聖書には2千年前の人たちにより、この世にあった現実、真実が書かれており、難しいことが書かれている訳ではないので、勉強するというよりか読むことが大切なことを繰り返し述べられました。語彙の解説などは最小限に止めるが、時代の背景などは説明したいとのご意向です。

聖書の中で好きな箇所、聖書はいくつかの本をまとめたものであるがその中の序列のこと、旧約聖書はユダヤ教の聖典と内容は同じだが並びが異なることに言及され、ユダヤ教の聖典の終わりに相当する歴代誌下36・23とキリスト教の旧約の最後であるマラキ書3・19を受講者が朗読しました。4つの福音書の順番やその理由などについても言及されました。

聖書にはあったことが書かれてあり、書いた人は真実を追求した信仰の書であります。真実は神と置き換えられます。誰が読んでも納得できるもので、この立場で読めば心に響くものがあります。
読む人によって、受け止め方が異なる身近な例として、神父様が最近若者から聞かれたマルコ8.14「弟子たちはパンを持ってくるのを忘れ、・・・・・」の中のパンの個数と人数の解釈をお話しになりました。
このようにいろいろと興味ある話題を次々と元気のある魅力的なお話振りで披露されるので、出席者一同すっかり魅惑されて熱心に拝聴いたしました。

もっとお話を伺いたかったのに1時間が速く過ぎてしまい、「聖母マリアへの祈り」を唱えて終了となりました。次回からは旧約聖書の最初から、毎回10ページ程度のペースで、1節づつ輪読しましょうとのことです。1人でも多くの受講生が新約の最後の「ヨハネの黙示録」に辿りつきたいですね。
この初回に来られなかった方々も、随時どの回からでも参加できますので、ご興味がありご都合が付きましたら、どうぞ気楽にお出で下さい。聖書は集会室に備え付けてありますので、持参される必要はございません。
福島神父様はこのほかに、3つの講座を担当して下さいます。詳しくは「入門講座・勉強会」のページをご覧ください。

カトリック成城教会

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