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復活節(50日間)は四旬節(46日間)よりも長い最長の期間です

2026年04月25日

山本量太郎 (カトリック成城教会主任司祭)

復活祭から始まって聖霊降臨祭で終わる50日間を「復活節」と言いますが、この50日間を通して祝うのが、キリストが死から命へ過ぎ越されたという「過ぎ越しの神秘」です。その中心はもちろんキリストの復活ですが、それは、復活節として50日かけて祝うほど、偉大なものなのです。

ですから、復活節の中に位置づけられているキリストの昇天も、そして聖霊の降臨も、キリストの復活を中心とする過ぎ越しの神秘の豊かな側面であると言うことができます。事実、キリストの復活とはキリストが天に上げられたことでもあり、また、復活したキリストは弟子たちに真っ先に聖霊を与えておられます。実に復活祭の当日には、主の昇天と聖霊降臨をも含んだ過ぎ越しの神秘全体を祝っているのです。

偉大な神秘を50日かけて祝う

しかし、時間と空間の中で暮らしている私たちは、この偉大な神秘を復活祭の1日だけでは十分に味わうことができないことも確かですので、カトリック教会は使徒言行録の記述に従って、この偉大な神秘を50日かけて祝うという伝統を確立し、毎年祝っています。事実、復活節の最終日に祝う聖霊降臨は、過ぎ越しの神秘の完成であると言われています。

このことは、キリストと共に古い自分に死に、キリストと共に新しい命に生きる恵みをいただく洗礼にそのまま当てはまります。それで、洗礼は復活祭に行うのがいちばんふさわしいとされているわけです。そして元来、洗礼、堅信、初聖体は、キリストの過ぎ越しの神秘の恵みにあずかる者になるという点からは一つのものですから、洗礼、堅信、初聖体を一つのミサの中で入信式として行うのが本来の姿と言えるでしょう。しかしながら、洗礼、堅信、初聖体は同時には味わいつくせないほど豊かなものであることも確かですので、カトリック教会ではそれらを別々の機会に行ってその都度味わいを深めるということも実践されてきました。

堅信と初聖体について

このことに関連して、堅信の秘跡に焦点をあてた東京教区の新しい指針が3年前から施行されていますので、改めてここでもお伝えいたします。まず、洗礼、堅信、初聖体を一連のものとして理解ができる年齢に達した人(10歳、小学校5年生以上)が十分な準備期間をとった場合は、同じミサの中で洗礼、堅信、初聖体の3秘跡を授ける入信式を行うことが原則となりました。その結果、洗礼、堅信、初聖体を別々に行うのは、今後はその年齢に達していない場合が主になります。

なお、初聖体を受けられる年齢は従来通り7歳ですので、7歳未満の幼児(または乳児)には洗礼だけを授け、7歳(小学校2年生)になったら初聖体ということになります。

 

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