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白衣(びゃくい)は洗礼によってキリストを着る者になったしるしです

2026年03月29日

山本量太郎 (カトリック成城教会主任司祭)

日本語の難しさの一つは、同じ漢字に幾つもの読みがあることだと言われます。「白衣」と書いて何と読むでしょうか。ふつう、「はくい」と読む場合が多いかもしれませんが、「びゃくえ」、「びゃくい」、「はくえ」、「しろきぬ」とも読めるわけで、確かに日本語は難しいわけです。カトリック教会では、「びゃくい」と読んでいます。

起源は洗礼式の白衣の授与に

洗礼式の式次第には「白衣の授与」が必ずあります。司祭が「白い衣を受けなさい」と言うと、代父母は受洗者に白衣を着せます。白衣は、洗礼によって新しい人となり、キリストを着る者となったしるしなのです。

白衣というくらいですから、もともとは全身を覆う、まさに白い衣でした。白い侍者服や、司祭がカズラ(ミサ用祭服)の下に着けるアルバ(ラテン語で「白」の意)の起源は、洗礼式にあると考えられます。

洗礼式の時に授与される白衣は、今の日本のカトリック教会では女性ならベールと事実上、決まっているようですが、男性に全身を覆うアルバを着せるのはいささか大げさですし、かといって適当なものがないので、当教会では首からかける簡単な白い布を用いています。白い布を輪の形にしてあるのは、司祭のしるしであるストラと区別するためです。

大切なことは、白衣が洗礼の記念であり、洗礼を受けていることを表すしるしだということです。4年前のミサ式次第の改訂にともない、日本の教会では、侍者だけでなく、朗読者等、内陣での奉仕者もアルバ着用が勧められるようになりましたので(新総則339)、当教会では洗礼時の白衣を着けるようにしました。

ここで、復活節第2主日がかつて「白衣の主日」と呼ばれていたことに触れておきたいと思います。古代の教会では、復活祭に受洗した信者が復活祭から8日間、洗礼時の白衣を身に着けて毎日教会で洗礼直後の導きを受け、8日目のこの日曜日に白衣を脱ぐ慣習があったことから付いたものだと言われています。

この白衣の主日は、俳句の春の季語としても使えるそうです。カトリック信者の少ないこの日本なのに、と少し意外な感じを受けますが、春の復活祭、洗礼式の白衣は、それだけ印象深いものなのでしょう。

女性のベール着用について

女性の信者はかつて聖堂ではベールを着けるように指導されていましたが、今はまったく自由です。「女性は祈る時にはかぶりものをしなさい」(1コリント11・5参照)とパウロが言っていること等が根拠だったようですが、現代の女性の服装はパウロの時代と異なって、ベールが着物のなくてはならない一部ではないからです。もちろん、自発的になさることには、その人にとって積極的な意味があることを付け加えておきたいと思います。

 

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