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待降節の始まりと聖アンデレの祝日(11月30日)

2025年11月29日

山本量太郎 (カトリック成城教会主任司祭)

待降節は、使徒聖アンデレの祝日(11月30日)、あるいはその最も近い日曜日から始まります。それで、今年は11月30日(日)から始まりました。そこで今回は、待降節が始まるころ思い起こすことになるアンデレという人物について少し記してみることにします。

午後4時ごろの出会い

ヨハネの福音書(1章)によれば、アンデレはイエスと最初に出会った二人人の弟子の一人でした。出会ったのは「午後4時ごろ」のことだったと書かれていて、イエスとの出会いがいかに決定的なものだったかを強く印象づけています。アンデレと、もう一人の弟子(ヨハネ)は、「その日はイエスのもとに泊まった」とありますが、夜を徹して語り明かしたのではないかと、私は想像をたくましくしています。

アンデレはその翌日、自分の兄シモン(後のペトロ)をイエスのもとに連れて行きました。実にアンデレは、十二使徒の頭ペトロをイエスに引き合わせた人物なのです。それなのに、アンデレは十二使徒の中で目立たない役割に徹しているようですし、イエスのほうもそれを望んでいたように思われます。福音書には、イエスが三人の弟子だけを側近のようにして連れていく特別な場面が幾つかありますが、その時の三人は決まってペトロ、ヤコブ、ヨハネであり、アンデレはいつも外れています。

マルコとマタイの福音書によれば、イエスが最初に選んだ弟子は、ペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネという二組の兄弟でしたから、アンデレが最側近の一人になってもおかしくなかったはずですが、イエスは、ペトロを十二使徒の頭とする一方、その弟アンデレには控えめな役割を与えました。巧みな十二使徒掌握術の一つだったと言えるかもしれません。

キリストに引き合わせる人

でも、アンデレは間違いなく、なくてはならない弟子の一人でした。アンデレは何より人々をキリストに「引き合わせる人」だったのです。

兄弟ペトロをイエスに引き合わせて、十二使徒の頭ペトロが誕生します。五つのパンと二匹の魚を持っている少年をイエスに引き合わせて、五千人の群衆の飢えが満たされました。さらに、受難が近づいたころ、ギリシア人から頼まれて困っている同僚のフィリポを励まし、そのギリシア人をイエスに引き合わせて、異例の出会いが実現しました。

福音書で、アンデレが登場する一連の記事を読んでいると、自らに与えられた役割に徹して生き抜いた人の爽やかささえ感じられます。アンデレという名前は元のギリシア語で「雄々しい」という意味だそうです。アンデレの雄々しさとは、相対的な評価に一喜一憂しない雄々しさ、イエスからの評価に絶対的な信頼をおく雄々しさだったのではないでしょうか。まさに私たちキリスト者の鑑です。

 

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