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「防災の日」から始まる「すべてのいのちを守るための月間」
2025年08月30日
山本量太郎 (カトリック成城教会主任司祭)
9月1日が防災の日になっているのは、関東大震災(1923年)がその日に起こったことだけでなく、「二百十日」がその頃にやってくることとも関係があるようです。二百十日とは、立春(2月5日頃)から数えて二百十日目という意味ですが、二百十日から二百二十日頃までは、台風の襲来も少なくなく、昔から気をつけるようにと言われていたことが思いだされます。
人災が天災を巨大化する
防災の日は、自然災害に対する認識を深め、十分な対処ができるようにということで定められましたが、現代においては、純然たる自然災害はなく、必ず人災と一体となっていると言わざるを得ません。人類がその知恵で自然に手を加えていけばいくほど、自然災害の規模も巨大化していきます。
東日本大震災(2011年)も、福島に原子力発電所がなければ、被害はこれほど大きくはなりませんでした。ですから、現代にあっては、人災が天災を大災害にしてしまうのです。
自然と調和として生きる
人類は今こそ原点に立ち返り、神によってつくられたすべてのものを大切にし、自然と調和して生きていけなければならないのではないでしょうか。人類は他の被造物の支配者ではありませんし、地球は人類だけのものでもありません。人類は自らも被造物であることの自覚を深め、他の被造物と共存、共生していく環境をつくるように、神から望まれているのです。そのような環境づくりこそ、防災の原点なのではないでしょうか。
被造物を大切にする世界祈願日
9月1日を世界創造の記念日としている正教会にならって、フランシスコ前教皇は十年前、9月1日をカトリック教会の「被造物を大切にする世界祈願日」としました。
実はその一日だけではありません。すべての被造物を大切にしようという、正教会から始まったキリスト教の教派を超えた運動は、9月1日の被造物を大切にする祈願日から、自然をこよなく愛した聖人であるアシジのフランシスコの記念日である10月4日までの五週間を「被造物の季節」とすることを提案し、徐々に広まっていました。
フランシスコ教皇の思い出
日本のカトリック教会では、フランシスコ前教皇の来日を機に、五年前からこの「被造物のための季節」を「すべてのいのちを守るための月間」として実行するようになりました。
4月に帰天されたフランシスコ前教皇の熱き思いは、今もわたしたちの中で生き続けています。最後に、この9月の教皇の意向に合わせて祈ります。「聖フランシスコの霊性にならい、神に愛され尊重されるべきすべての被造物とわたしたちとの関係が、互いに影響を及ぼし合っていることを体験できますように。」
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