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ことばが息が人をいかす

2014年08月01日

古郡 忠夫 (カトリック成城教会 助任司祭)

この原稿を書いている今日、6 月30 日は「聖ペトロ聖パウロ・聖職者の集い」が東京 カテドラルで行われ、叙階の恵みをいただいている聖職者として、その集いに参加してまいりました。その集いでは、司祭叙階25周年の銀祝と50周年の金祝、それに60周年のダイヤモンド祝のお祝いも兼ねて、ミサをお捧げいたします。呼びかけ人である東京大司教区の大司教、岡田武夫大司教に、補佐司教、教皇大使の大司教、東京教区内で働く司祭、助祭など、80人くらいが集まる大きな集いです。

その中にあって、わたしは一番の若者です。司祭の集まりなどに出るたび、いつも思うのですが、他の司祭と歳が全然違うのです。一番年齢の近い司祭でも10歳は歳が離れています。他の司祭がわたしとは違って、皆立派に見えますし、司祭の集いに参加するにあたって、いつも自分は場違いではないかな、大丈夫かなという気になってしまうのが本当のところです。

「聖ペトロ聖パウロ・聖職者の集い」のミサの後、祝賀会が行われました。そのときにたくさんの方が声をかけてくださいました。場違いではないかと思っている自分に、それがどれだけ励ましになったことか。「元気?」とか「もっとたくさん食べなよ」とか、小さなことばかけで十分なのです。その小さなことばかけによって、わたしはいかされるのです。岡田大司教も、いつもわたしを見つけては、声をかけてくださいます。ちなみに先日お話しくださった内容は「成城教会の月報6月号を見たよ」というものでした。

今年も10月26日に成城教会Welcome Dayが行われます。きっと教会にはじめて来る人がたくさんいるのです。自分は場違いなのではないかと思いながら、勇気を持って教会に来られる方がたくさんいらっしゃるのです。そんな方々を誠心誠意お迎えしたい。ことばを少しでもかけながら「よく来てくださいました」「あなたが来てくれたことが嬉しい」とおもてなししたい。聖書のはじめの人間の創造の場面、人は神様の命の息を吹き入れられて、生きるものとなりました。ことばは息です。小さな息の交換が、人を人たらしめ、人をいかすのです。

小さなことばを山ほどかけ合いながら、神の息吹の中でいきいきと生きる人の集まり、それが教会です。普段からそれを意識しながら、Welcome Dayをともに準備いたしましょう。

カトリック成城教会

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