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多摩南宣教協力体・合同勉強会 2010
パネル・ディスカッション 「これからの教会パート2」

2010年06月27日

2010年06月27日
13:30 ~ 15:30 カトリック成城教会 聖堂
パネリスト
 座長:高木賢一神父、 田中 昇神父(町田教会)、
 安次嶺晴実神父(喜多見教会)、福島一基神父(成城教会)

6月27日に多摩南宣教協力体・合同勉強会が成城教会で開催されました。

まず、神父方の自己紹介につづき、本日出席できなかった町田教会の天本昭好神父より託されたメッセージを高木神父が披露されてから本題に入りました。「これからの教会パート2」では、おもに現代生活の中での教会とのかかわり方や宣教のむずかしさ、さらに教会と共同体の意味合いなどについて一歩突っ込んだ合同勉強会となりました。

安次嶺神父は「今の社会では一家団欒という家族共通の言葉が通じなくなってきているため、互いに共通の理解を深める事ができない」、本来の家庭のような憩いの場所も必要と指摘されました。クリスチャンにしか分からない事を信徒でない人々に伝えるのはなかなかむずかしいとも言えるのでしょう。

高木神父は宣教について、「昔のヨーロッパでは、その環境と時代のニーズにマッチしていたが、そのままの宣教方法では現代に受け入れられないだろうし、聖職者と信徒とも互いに同じテーブルに着かない限り、価値観が違うもの同士ではうまくいかないだろう」などと話され、グローバルな視点に立ったお話が印象的でした。

田中神父は自分が大切にされていると思える教会なら生きていけるだろうし、各人がどれだけ信仰を大切にしているかで教会との関わり方も変わるが、聖書の言いたいこと、聖書の言葉を味わうための努力も大事でしょうと話されました。

そして福島神父は、「若者への指導や設備環境も大事。好きになるものを準備すれば、若者も集まるでしょう。キリスト教は司祭と信徒を含めた教会を通して見るものであり、中心となるのは福音です。わたしは教会の中で共同体に育てられ、自分を再発見しながら支えられたと思っています」と述べられました。

また、信徒の方から、「以前、神父へのイメージとして、食事もしない、トイレも行かないように神格化して見えた事もあったそうですし、昔は若い女性が一人で教会へ行ってはダメと言われた時代もあったそうです。そうなると、神父の個性や尊敬できる神父かどうかで、教会へのイメージまで変わってしまうのでは」と言うユニークな意見も出されました。

今回、合同勉強会に参加した信徒の方との質疑応答の中で、普段のミサでは聞くことができない等身大の神父方のお話も伺え、活発な議論のうちに終了しました。




  • 安次嶺神父




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  • 福島神父(右)




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  • 日本カトリック神学院の神学生の皆様




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  • 参加された信徒の方々




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