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大船渡で6年暮らして -共に祈る-

大河内 愛(喜多見地区) 

2022年7月16日、岩手県陸前高田市のフィリピン人信徒宅で新築の祝別式があると知り、急遽、訪ねました。昨年3月、市内に最後まで残った仮設住宅を最後に出た方です。仙台教区のガクタン司教様が大船渡教会に来訪するタイミングで祝別式を行い、フィリピン人信徒がお祝いに集まりました。 

フィリピン人信徒と話すチャンスと思い駆け付けましたが、大雨で電車は運休、遅れて到着しました。思うように交流できませんでしたが、滞在した3日間、出会う方々と共にいるひとときを大切にしました。 
仏事を重んじる気仙地域(大船渡市、陸前高田市、住田町を言います。)に嫁いだフィリピン人の多くは教会の存在を震災後に知り、震災直後は教会に来ていました。子どもたちがたくさんいて、東京からシスターがいらして、初聖体の準備をなさり、多くの子どもたちが初聖体を受けました。シスターが来られなくなってから一度、私が初聖体準備クラスを担当しました。 

月日は流れ、フィリピン人信徒それぞれの生活が落ち着き、仕事や子育てなど日常に追われ、教会離れが進んでいます。 
かつて、子どもたちが教会で仲良く遊んでいた様子を見て、子ども同士のつながりと教会とのつながりが途切れてしまうのはもったいないと思い、今回のように赴いたり、不定期ですが、子どもたちへお便りを作成するなど、フィリピン人信徒と子どもたちが教会とつながるよう模索しています。 

コロナ禍前まで、フィリピン人信徒は毎月『ブロックロザリオ』という家庭集会を開いていました。家庭集会を行う家にマリア様の御像を運び、そのマリア像の前でロザリオの祈りを捧げ、その後、持ち寄りの食事会をしました。コロナ禍で家庭集会は行われず、フィリピン人信徒は持ち回りで、一月毎にマリア様の御像を預かり、祈っています。 

家庭集会の代わりに大船 渡教会のグループLINEのビデオ通話で毎月、ロザリオの祈りを捧げています。参加者は少ないですが、大船渡で活動したボランティアさんも参加し、共に祈っています。 

最後に自己紹介になりますが、昨年8月までカリタス大船渡ベースのスタッフとして、6年半、大船渡で暮らしました。大船渡へボランティアに行き、魅了され、スタッフになりました。現在は、東京から大船渡教会のフィリピン人信徒と子どもたちが教会とつながるよう願い、ささやかな関わりを継続しています。 

成城教会は大船渡教会創立から関わりがあり、震災の支援を機に姉妹教会となりました。今後は共に歩む姉妹の道が拓けていくのではないでしょうか。仙台と東京の教区を超え、共に歩む道は色々な可能性を秘めていると思います。 

大船渡での活動を通し、心をこめて耳を傾けること、気持ちを行動に表すこと、交わりの大切さを学びました。今後も具体的に行動していきます。両教会の架け橋に尽力できれば幸いです。 

8月15日は大船渡教会のお祝い日です。どうぞ毎年お祈りください。 

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