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4月のメッセージ

月報 第597号

「A rolling stone gathers no moss」

福島 一基 (カトリック成城教会 主任司祭)

もうそろそろ異動かと思っていましたが、この度も名前が挙がらず、今年度もまた皆さまにお世話になることになりました。

振り返ってみると、かなり住む場所を移動しているのに気がつきました。生まれは東京北区で生後まもなく千葉県船橋市に引っ越し、そしてまた短い期間で同じ船橋市内の別の場所に移り、わたしが小学3年生の時に、現在両親が住む千葉県白井市に引っ越しし、中学に入学するまでの4年間そこで過ごします。中学から長崎市の小神学校に入学しましたので、丸6年そこに住みました。そして高校卒業と同時に千葉に戻り、改めて神学院に入学する26歳まで、ほとんど遊びや仕事で寝るだけの場所でしたが、8年間住んでいたこととなります。そして神学生として初年度は栃木県の那須で1年過ごし、あと5年は練馬の神学院で過ごしました。そして司祭となり、文京区の関口教会に3年、清瀬市の秋津教会に3年、そしてここ世田谷区の成城教会に来て今年で丸7年です。人生で10回の引っ越しを経験していますが、もし来年も移動がなければ、この成城で過ごす年月が最長不倒となります。

中学校の英語の授業で、“a rolling stone gathers no moss”(転石苔を生ぜず)ということわざを教わったことを思い出します。確か、転がる石に苔がつかないように、職業や住居の移動ばかりしていると地位や財産を得ることができないという意味と、逆に活発に活動していると余計なしがらみにとらわれず時代に取り残されることがないという、二重の意味があるそうです。今の自分に照らし合わせながら、その意味を思いめぐらしています。

動きたくても動けないこと、また動きたくなくても動かなければならないことが多々あります。先ほどの振り返りの中で、自分の希望や都合で動いたのは神学校に入った二つの出来事だけです。自分の都合に合わせて動けるのはある意味幸せですが、そううまくいかないのも人生です。でも自分の都合を超えたところに思いがけない出会いがあり、今の自分があるのを忘れてはいけません。動くにしても留まるにしても、そこに必ず神のわざが働くと信じることができるのであれば幸せでしょう。

ここに留まるのが嫌なのではありません。また移動することを面倒だと思いたくもありません。ただそれが人の思惑ではなく神のみ心の実現であると考えたいのです。そしてそれに忠実でありたいと願います。復活したキリストに留まり、新しい季節へと向かって行けますように。


月報4月号
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