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ネントウ

2014年02月01日

古郡 忠夫 (カトリック成城教会 助任司祭)

新しい年、2014年がはじまった。正月は、1日には母方の祖父母の家に、2日には実家と父方の祖母のところに行くのが、ここ最近の古郡家の習わしになっている。すべて東京に住んでいるので、ぷらっと行って帰る、そんな正月だ。実家は江東区門前仲町にある。いわゆる下町で、富岡八幡宮や深川不動などの社寺を抱え、古くから門前町として栄えたところだ。2日に実家に帰ると、門前仲町は富岡八幡宮に参拝する人たちで大にぎわい。なんとなく散歩しようと歩いたのだが、身動きがとれなくなって、流れのままに富岡八幡宮に辿り着いてしまった。境内では、カラフルなたくさんの絵馬に目が留まった。受験に合格するようにから、結婚できるように、はたまた野球で甲子園に出場したいというものまで、そこにはたくさんの願い事が書いてある。多くの人が新しい年に思いをはせて願いを込めていたが、それはむしろ、願いではなく新しい年の目標であり、決心であるように思えた。皆、やはり新しくはじまった年に特別な思いがあるのだ。

ところで、わたしが神学生として養成を受けていた日本カトリック神学院で、養成を担当している聖スルピス会には、スルピス会の念祷(ネントウ)というものがある。神学院では毎朝、朝の祈りからミサまでの30分くらいを念祷して過ごす。そのときの念祷方法の一つとして薦められていたものだが、ここで紹介したい。スルピス会の念祷は「準備」、「本体」、「結び」から成っており、「準備」は遠い準備、近い準備、直前の準備とあるが、要するに充実した念祷をするために神を意識する準備で、何を資料として使い、どのようなテーマで念祷するかも事前に考えることになる。「本体」は神の前に座り、神に賛美と感謝を捧げることからはじめ、キリストを心の中に迎え入れて、キリストとの親しさを深める。このとき、準備のときに用意した資料、テーマでキリストとの親しさを深めることができる。その後で、この念祷を通して重要性を感じた事柄を身につけ、実現していくために、その日に実行できる具体的な決心を立てる。そして、「結び」として、また神に感謝し、信頼のうちに助けを願う
という方法である。この念祷の大きな特徴は、実行できる具体的な決心をするということであろう。例えば、念祷の中でイエスの人に対する愛を考察したのであれば、自分も隣人愛の実践のために具体的な決心をする。それは具体的であればある程良く、はじめは困っている人を助けるとか大それた決心を立てたりもしたが、とても出来ずに、だんだんと落ちているゴミを一日2個拾うとか、そのような決心に変わっていった。でもそれでいいのだと思う。まただんだんと内容は変わってくる。

キリスト者は、一年のはじめに限らず、日々神の前に座り、神との親しさを深める。そして、神との交わりの中で、今日の日をある決心を持って生きていく。そういう繰り返しの中で、いつも新しくされ、毎日新しい自分を生きることができる。

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