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3月のメッセージ

教会報 第652号

「祈り・節制・愛の業」

山本量太郎 (カトリック成城教会主任司祭)

カトリック教会には、四旬節を通して肉類を食べないという時代がありました。毎日が小斎だったのです。それで、四旬節に入る前にカーニバルという肉の食べおさめの食事を盛大に楽しみました。このように、小斎とは伝統的に肉類を食べないことですが、現代では愛徳の業、信心業、節制の業の実行に置き換えることができます。第二バチカン公会議後にこの置き換えが認められたとき、残念ながらその説明が十分に浸透せず、小斎は廃止されたから金曜日に肉を食べてもよくなったと誤解されてしまい、現在に至っています。しかし、小斎は決して撤廃されたわけではありません。肉を食べないことが、愛徳の業、信心業、節制の業に置き換えられるようになっただけなのです。 

ここで申し上げておきたいのは、肉を食べないことを他の形式に置き換えることは、守りやすくするための便宜的な措置ではないということです。なぜなら、愛徳の業、信心業、節制の業は、小斎の根本的な意味を表しているからであり、肉を食べないという小斎をそれらの形に置き換えることには、間違いなく積極的な意味があるのです。この3つの新たな小斎の実践方法は、四旬節の精神を表すものとして伝統的に大切にされてきた祈り、節制、愛の業とも見事に対応しています。 

更に言うならば、祈り、節制、愛の業のうちのどれか一つだけを義務的に実行して、それで満足してしまわないように注意すべきだと思います。この三つが一体となっていけばいくほど、小斎の精神が深められていくからです。まずは節制と愛の業を祈りによって一つのものにしていく、何か具体的なことから始めてみましょう。日々節制した分をより必要としている人たちのために祈りを込めて献金する愛の業の実践が一番伝統的な仕方になるのではないでしょうか。 

その具体化として、日本のカトリック教会では四旬節愛の献金を毎年呼びかけています。カリタス・ジャパンの愛の援助事業への協力となるのです。聖堂入口にその愛の献金の小冊子と献金用封筒が置いてあります。四旬節の間、それぞれ日々の節制の実りを愛の募金として貯めていき、聖木曜日までに献金として教会にお持ちくだされば幸いです。 


教会報3月号
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