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信仰の誓い新たに
― 合同堅信式 ―

2018年05月20日

2018年05月20日
14:30 司式:菊地大司教 (於:東京カテドラル)

五月晴れの聖霊降臨の主日、5月20日(日)14時半から東京カテドラルで菊地大司教司式による2018年度東京教区合同堅信式ミサが行われ、教区全体では206人、成城教会からは20人が堅信の秘跡に与(あずか) りました。ミサは典礼聖歌「あなたのいきを」で始まり、受堅者による第1朗読(室井愛さん、成城教会)、第2朗読(三宅叶夢(かなむ) さん、清瀬教会)、赤岩神父(市川教会主任司祭)による福音書朗読と続き、大司教の説教となりました。

「私たちが信仰に生きるには、個人的決断により個人として責任を持って信仰に生きると同時に、神ご自身が私たちを『神の民』と呼ぶように、信仰を共同体の中で育んでいき、堅信の秘跡によって、キリスト教入信の秘跡が完結し、いわば大人の信徒になります。

聖書には、共同体として一致しながら、主イエスを失い、戸惑いと恐れのうちに社会の現実から隠れようとする弟子たちが、『“霊”が語らせるままに、他の国々の言葉で話し出した』(使徒言行録 2・4)とあります。堅信の秘跡を受ける信仰者は、大人の信徒として歩み始め、与えられた聖霊の賜物に応えていく責任が伴います。それは主イエスご自身が私たちに与える福音宣教の命令です。イエスの人生は他者のために自らを犠牲にする人生だったように、自分中心ではなく、困っている人を中心に据えた、他者のための行いによらなければなりません。一人ひとりの能力には限界があり、完璧にはなれないが、私たちも弟子たち同様、聖霊の導きに信頼し、教会共同体の支えに力づけられながら、派遣された社会の現実の中で、人々が理解できる言葉で福音を語り、自分の生きる姿を通じ、勇気を持って福音を証(あかし) して参りましょう」。

説教が終わると、堅信の儀に移り、洗礼の約束の更新、大司教による按手(あんしゅ) と聖別の祈り、聖香油の塗油となり、受堅者は大司教の前に並び、額に油を塗られ平和の挨拶を交わしました。その後、受堅者と会衆による共同祈願となり、感謝の典礼、聖体拝領、派遣の祝福、閉祭の歌でミサは終了し、大司教・司祭団と受堅者による記念撮影で約3時間の堅信式の一連の行事は終わりました。成城教会の受堅者はルルド前で山本神父や代父母と共に記念撮影をし、堅信の喜びに充たされ帰途につきました。


 堅信式の感想 

人のために自分の体を使う人になりたい

ヨハネ・ア・デオ 鈴木聖治 

今回、堅信を受けて、神さまに力づけられたと思いました。みんなが「おめでとう」と言い合い、嬉しい時となりました。古郡神父さまにも会えて、みんなが再会できる場となってよかったです。

堅信式で大司教さまが、おでこを触ったとき、温かい手のぬくもりを感じました。ぼくは、堅信を受けて、人のために自分の体を使う人になりたいという夢を持ちました。

ぼくの代父をやってくれた原口萬治さん、ありがとうございました。

これからもヨハネ・ア・デオ、鈴木聖治をどうぞよろしくお願いします。

記憶に刻まれた堅信式でした

カタリナ 室井愛 

カテドラルという大きな場所で堅信式を受けることができて、本当に良い経験だったと感じました。また、当日のミサ直前に朗読を頼まれたので、とても戸惑いましたが、成城教会でも何度もやっていたので、落ち着いて読めました。このような大きな場所での奉仕は初めてだったので、これも良い経験になりました。

堅信の秘跡をいただくところでは、堅信を受ける方がたくさんおり、まだかなあって思う時もありましたが、いざ並んでみると、すぐに自分の順番が来て油を塗っていただきました。洗礼の時は、まだ小さかったため覚えていないので、今回は記憶に刻まれたと思います。

神様の教えを全うできる人になれるよう努力したい

マリア・ラファエラ 木下理子(りこ) 

自分の意思でこれからも神様を信じていく、という決意を「しるし」として表した堅信式。洗礼式との一貫性を感じながらも、どこかで信者としての覚悟のような、責任のようなものを感じるものとなりました。お勉強会仲間にも恵まれ、私よりも年下の子たちの純真無垢(むく)で敬虔(けいけん)な姿に心を打たれ、私も神様との向き合い方を再確認することできました。東京カテドラルというすてきな場所で、神父様をはじめとするたくさんの方々のご協力により堅信式を受けることができたこと、心から感謝いたします。これから一人の信者として、神様の教えを全うできる人になれるよう努力してまいりたいと思います。

多くの方々との出会いの中で信仰生活を深めていきたい

フランシス 古屋太地 

5月20日、とうとう私は堅信式の日を迎えることができました。「とうとう」というのも、神父様からお声がけいただいたのが高校1年の時。しかし、結局その後6年経った今になってですから、「ようやく」という思いを強く感じます。

私が先延ばしにしていた理由を考えてみると、普通は中学1年生から受けることができる堅信ですが、思春期に教会を離れていたこともあり、久しぶりに教会へ戻って来た時にお声がけ頂いた時には、なんだかそんな気持ちになれなかったことが正直なところです。もう少し教会と向き合って見つめて、自分なりの信仰が定まった時に堅信を受けようと思いました。

成城教会に通い、神父様、助祭さん、色々な信徒さんと出会う中で、また教会学校のリーダーとしてこれまで知らなかった様々なことを少しずつ学び、侍者などの仕事もさせて頂くうちに、カトリック信徒として少しは前進できたのかなと考えています。

今回の堅信式は私の中では、信徒としての成人式、の意味としてとらえています。まだまだ未熟な自分なので、一般的な「キリスト者」という呼び方には何となく抵抗がありますが、これからも成城教会をわが家とし、多くの方々との出会いの中で信仰生活を深めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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