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忘れない!③

― 東日本大震災被災地ボランティアだより
大河内  愛 おおこうち あい


2011年6月に成城教会で聞いた大船渡教会の山浦先生の講演が私の背を押し、2011年は石巻でボランティアを行い、2012年7月から時間の許す限り月に1度大船渡で活動し、昨年5月より、「カリタス大船渡ベース地ノ森いこいの家」のスタッフになりました。大船渡暮らしの発端は成城教会での講演という神様の不思議なはからいを感じます。

震災前、ベースの場所には大船渡教会の信者さんがお住まいでした。お庭には白いハナミズキ、ヤマボウシ、紅葉、約100種類の山野草があり、お庭を大事になさっていました。その家は津波で流されその方は近所にお住まいです。時折、ノートにお庭にあった山野草を書き出しているそうです。

先日、大船渡教会の方が、今でもそのお庭の様子を思い出し、次に、ここが流され瓦礫(がれき) の山が2階の高さまで積もった様子が目に浮かび、今でも怖くなると話しておられました。

地域の方々にとってベースの場所は、素敵なお庭のあった家であり、瓦礫の山となった場所であり、今はこのベースという3つの要素があり、どれも皆様の心に強くあるのだと思います。

震災後にできたベースが地域の方々の心に近づいて活動していくには、これまで育んでこられたものを知り、大事にすることが肝要に思います。

また、ベースには地域外の方々に震災伝承という重要な役割があります。昨年7月に成城教会の中高生が訪れたように、夏休みに多くの学生が訪れます。被災地学習として震災遺構などを案内します。2014年以降、ボランティアは減少していますが、夏に訪れる学生の人数は変わりません。震災を学ぶ大切さが後輩に受け継がれています。

どうぞ、大船渡へいらしてください。「東北の湘南」と言われる穏やかなこの地で何が起きたか感じていただけたら幸いです。

いつもミサで被災地のためにお祈りくださりありがとうございます。どうぞ、お祈りください。多くの方々のお祈りに支えられていると強く感じながら日々の活動に従事しています。


10月のメッセージ

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