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忘れない!-福島県南相馬市の現状

畠中 千秋(聖心会修道女)
CTVC(カトリック東京ボランティアセンター)カリタス原町ベース長


来て、見てください。「百聞は一見にしかず」。現場に赴かれたことで、心も動かされることがたくさんあります。まずは知ることから始まります。

仮設住宅暮らしを余儀なくさせられている日本国民(私は「難民」と同じだと思っています)が、外国ではなく日本国内にまだ約 16万人もいます。仮設住宅暮らしの方々が、たとえ地元の実家に戻れなくても、「普通の暮らし」ができるようになってから、また、福島第一原発の「あとしまつ」が完了してから、原発の再稼働のことを考えてほしいものです。廃炉にすると決定されましたが、その方法も明確に分かっているわけではなく、試行錯誤の研究を重ねながら進めているという現状です。今後30年~40年かかる事業です。今の原発すべてを廃炉事業に転換しても良いのではと思うほどです。

南相馬の美しい里山には、汚染土を入れた黒い袋がピラミッドのように積みあげられています。また、白い塀が万里の長城のように畑のあちらこちらに存在し始めました。それは汚染土の入った黒い袋の仮置場です。2、3年はそこに置かれる予定です。

仮設住宅暮らしの方々と共に生きるということで、東京でも福島の方々との繋がりをもち続ける方法があります。電気のスイッチに触れる時、思い浮かべましょう。仮設住宅暮らしの方々のこと。福島第一原発の事故現場で働く職員、作業員、その家族のこと。仮設校舎で学ぶ子どもたちのこと。おとなの都合で家族がばらばらになった子どもたちのことを。

私たちは「家族」です。福島の方々も私たちの「家族」です。

詩編 107・41 ~ 43 節の御言葉を共に祈りましょう。

「貧しい人々を苦しみから救い、家族を羊の群れのようにふやされた。
心の正しい人はこれを見て喜び、悪を行う者はみな沈黙する。
知恵ある人はこれらのことを心にとめ、神のいつくしみを悟れ」


  • 南相馬市の除染物仮置き場
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  • 南相馬市小高区の除染作業現場
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