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10月のメッセージ

月報 第624号

「十二使徒の名前」

山本 量太郎 (カトリック成城教会 主任司祭)

あなたは十二使徒の名前をすらすらと言えますか?

成城教会の皆さんはぜひ言えるようになりましょう。私たちの教会は十二使徒の一人、聖タデオを保護の聖人と仰ぐ教会なのですから。

十二使徒の名前のリストは、マタイ、マルコ、ルカの各福音書と使徒言行録の4か所に載っています。私はいちばん暗記しやすいと思って、マタイの福音書のリストで覚えました。「ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ」、「ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ」、、、「フィリポとバルトロマイ」「トマスと徴税人のマタイ」「アルファイの子ヤコブとタダイ」、「熱心党のシモン、それにイエスを裏切ったイスカリオテのユダ」と、2人ずつ組になっているし、語調もいいので、いつでもすらすらと言えるはずでした。ところが、かつて、あるところで、途中で止まってしまったことがあります。さすがに恥ずかしかったです。

そこで、丸暗記ではないもう一つの方法を考えました。丸暗記は詰まってしまったら、先が出て来なくなるからです。十二使徒の中には同名の弟子が3組と兄弟の弟子が2組いることに目をつけました。まず、その同名の3組と兄弟の2組を覚えます。すると、残るは4人だけなのです。同じ名前の3組とは、、「ペトロと呼ばれるシモンと熱心党のシモン」「ゼベダイの子ヤコブとアルファイの子ヤコブ」、そして「ヤコブの子ユダとイスカリオテのユダ」です。兄弟のほうは2組とも既に片方が同名の弟子3組のほうに出ていますから、ペトロの兄弟「アンデレ」とヤコブの兄弟「ヨハネ」をここで加えます。残るは「フィリポとバルトロマイ」、「トマスとマタイ」の4人だけということになります。

マタイとマルコ両福音書では「タダイ」と呼ばれている弟子が、ルカ福音書と使徒言行録では「ヤコブの子ユダ」と言われていることを、成城教会の皆さんなら知っていなければなりません。私たちの教会は日本で「聖タデオ教会」を名乗る唯一のカトリック教会だからです(同じ聖人の名前をいただく教会としては神奈川県の藤沢聖シモン・聖ユダ教会と、京都府の峰山聖ユダ礼拝堂があります)。ここで、聖書は「タダイ」なのに、なぜ成城教会は「タデオ」なのかという疑問がわくかもしれません。新約聖書の原文はギリシャ語ですから、ギリシャ語読みで「タダイ」ですが、カトリック教会は長い間、ラテン語を公用語としてきたため、ラテン語読みで「タデオ」なのです。

聖タデオの祝日は10月28日、カトリック教会の典礼暦では「聖シモン・聖ユダの祝日」と言います。シモンは「熱心党のシモン」、ユダは「ヤコブの子ユダ=タダイ」です。そして、聖タデオの祝日に近い日曜日に「聖タデオ祭」が行われます(今年は10月29日)。皆さまのお越しをお待ちしています。


月報10月号
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