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8月のメッセージ

月報 第612号

「成城教会のことを初めて聞いた日」

山本 量太郎 (カトリック成城教会 主任司祭)

 私の故郷は、成城教会からそれほど遠くありません。着任して間もないある日、自分の生まれた場所に行ってみたいと思い、成城学園前駅西口から調布駅南口行きのバスに乗りました。仙川駅入口というバス停で降りるとすぐ隣が桐朋学園。実は、私はその構内にあった教職員住宅で生まれ、10 歳までそこで過ごしたのです。今はその同じ場所に音楽大学の立派な校舎が建っており、しかも改築工事中のようでした。バス停の向こう隣には、子どものころ立ち読みをしては追い出された神代書店が今も健在!しかし、60 年以上経って、畑の真ん中に桐朋が建っていた当時の仙川は全く別の、どちらかというとおしゃれな町にすっかり変貌していました。

私は生まれた翌月(1946 年6 月)、下北沢にできたばかりの世田谷教会で洗礼を受けています。そのころ一家は毎週、仙川から京王線に乗って明大前で井の頭線に乗り換え、下北沢まで通っていたと思われますが、私の記憶は極めて断片的です。というのも、4 歳のころには、けがれなきマリア会の修道院(現在の晃華学園)が深大寺のそばにでき、そちらのミサに通うようになっていたからです。毎日曜日、片道30 分以上歩いていたわけで、雨の日など結構辛かった思い出があります。小学校2 年生になってそこで初聖体を受けたあと、今度は京王線の下高井戸から歩いていかれる所にケベック外国宣教会の家(今の赤堤教会)ができて、そこのミサに通うようになり、カブスカウトにも入りました。

そうしたある日、わが家で「成城教会」が話題になったことを今でもよく覚えています。親しくしていた知り合いの信者のお嬢さん、田中百合子さんが成城教会の信者の黒川さんという青年と結婚することになり、父がその結婚式に出席してきたのだと思います。その日の夕食は話がはずんでいました。確か、喜多見教会の大越神父さまが成城にお移りになって新しく成城教会ができた、という話題でした。わが家は戦前のある時期、喜多見教会の信者だったので、大越神父さまのことも存じあげており、関心があったのでしょう。私は同じ食卓で黙って聞いていました。

とりとめもなく、生い立ちの記のようなことを自己満足的に書きつらねてしまいましたが、皆さんとお近づきになりたいという気持ちをくんでいただければ幸いです。


月報8月号
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