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8月のメッセージ

月報 第601号

「雑感・異常気象」

福島 一基 (カトリック成城教会 主任司祭)

暑い夏がやってきました。今日も気温は35℃を超えています。冬の寒さに比べて夏の暑さが好きなわたしですが、最近の猛暑は少し不安になってきます。異常気象という言葉からでしょうか。ちまたでは熱中症で亡くなる方もいらっしゃいます。それも高齢者だけではなく幼い子どもたちまでです。わたしが子どもの頃は、光化学スモッグや熱射病などには気をつけるようにと言われたものですが、それでも夏の強い日差しの中、汗まみれになって遊びまくった夏休みは忘れることのできない思い出です。暑さで死ぬなんて思いもしませんでした。

この異常気象、自然環境の変化が影響しているのは間違いありません。地球が温暖化していることに関しては、皆さまもご存じだと思います。それでも人間の身勝手な環境利用だけが、地球温暖化や異常気象の原因ではないと思います。あまり詳しくはありませんが、地球の年齢は約46 億年と言われているようです。また人間の年齢に換算すると、わたしと同じ46 歳くらいだという説もあります。そしてこの異常気象と環境の変化は、近年の産業技術の急激な発達から来るのであれば、200 年くらいの期間で変化してきたと考えましょう。それも人間の時間に直すのであれば、単純に計算して0.000002 年、0.00073 日、0.01752 時間、つまり約1 分くらいになります。間違っていなければ、地球にとってはそんなにあっという間の出来事になります。

今現在46 歳のわたしですが、1 分という時間にどんな影響を受けてきたのか振り返ってみます。どんなに気をつけてもすぐに過ぎ去ってしまう時間です。あと1 分で間に合ったこともありますし、たった1 分で遅れたこともあります。でもやはり1 分は1 分にしか過ぎません。1 分がんばったからといってそれほど変化するものでもないでしょう。現在の地球の異常もそれくらいに考えてしまってはいけないものでしょうか。決して人間が勝手に決めて使用している時間の単位だけが、すべてではないのです。

神はこの世を善きものとして創造された、と聖書の初めにあります(創世記1・31参照)。しかし人間の堕罪によって神だけではなく、この世との関係にも亀裂が入った、ともあります(同3・17 参照)。キリストによって救われたわたしたちではありますが、今でも神との関係、この世との関係も完全ではなく道半ばというところです。それでも変わりゆくこの壮大な世の中で、1分1秒という時間を与えられ生きているという幸せを感じたいと、思うものです。


月報8月号
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