ホーム はじめての方へ カトリックとは 成城教会について ミサのご案内 行事日程 教会の活動 入門講座・勉強会 トピック

5月のメッセージ

月報 第598号

「本物の生き方」

古郡忠夫 (カトリック成城教会 助任司祭)

復活祭の後、中高生と話をしていると、皆口々にこう言っていた。「大阪が恋しい」。「大阪ロスを感じている」。実はわたしもそうなのだ。あれだけ疲れた旅だったのにである。本当にお恵みいっぱいだった1 泊4 日の旅を、ここで振り返りたい。


3 月21 日から24 日に行われた中高生会大阪巡礼のメインは、殉教から400 年の記念の年である今年、列福の機運が高まっている高山右近という戦国時代のキリシタン大名の生き方を学ぶということだった。土曜日の夜出発して、夜行バスで日曜日の朝大阪に到着し、そのまま右近が治めていた高槻城のあった場所にある高槻教会で、高槻教会の皆さんとミサをお捧げした。高槻教会の皆さんは大歓迎してくださって、ミサ後に右近についての講話をしてくださった。それから、高槻城跡の関連の場所まで案内してくださった。大阪教区の神学生2 人もわざわざやって来て、我々に関わってくれた。


右近は、キリスト信者として、神様だったら、イエスさまだったらどうなさるだろうか、それをいつも一番に考えた人だということがわかった。神様が全ての人を大切にしているように、領地にいる人を大切にしよう、キリスト信者であろうとなかろうと大切にしよう、そのように考えて実行したことが、資料館に保存されている手紙等でよくわかった。いつもぶれず、マニラで殉教の死を遂げるまで、いつも神様を中心に置いて生きた、それが高山右近であった。


右近は語り続けている。神様を中心として生きる喜びを。わたしたちは、一人ひとり時代の制約の中で、色々な立場で生きている。中学生には中学生の、社会人には社会人の、主婦には主婦の。でもどの立場であったとしても、神様を真ん中において生きていくことができる。そして、その生き方を選んだときに、最高の喜びを人は得られるのだ。小西行長、黒田官兵衛、内藤如安、蒲生氏郷、細川ガラシャ、そして、現代のわたしたち。本物の生き方をした右近の生き方に多くの人は惹き付けられる。中高生たちは今回、ユニバーサルスタジオに行けるというのを、きっと楽しみに参加しただろう。でもやっぱり本物と出会ったならば、そこに本物を感じ取り、心を動かされるのである。


十字架の死、そして復活をもって、わたしたちを愛してくださる神様の慈しみと出 会いながら生きることのできる、わたしたちキリスト信者は幸い。


月報5月号
月報PDFの閲覧にはログインが必要です
Get Adobe ReaderPDFファイルの閲覧には Adobe® Reader® が必要です。ダウンロードしてご覧ください。