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10月のメッセージ

月報 第580号

「成城教会の皆さんへ」

フェルッチョ・ブランビッラスカ神父 (カトリック・ミラノ外国宣教会総長)

今週ローマへ赴任します。今日は、日本を離れる前の気持ちを伝えたいと思います。


今年の5 月、6 年に1 度のミラノ会の総会がローマで行われました。わたしも管区長として参加いたしました。総会では、いつも新しい総長選挙が行われます。ご存知のようにわたしが総長に選ばれました。皆さんも驚かれたでしょうが、わたし自身も少し戸惑いました。


総長の任期は6 年間です。それは、どういう意味なのでしょうか。まずわたしの第2の故郷である日本を離れ、ローマで生活することになります。同時に世界18 ヶ国にいる500 人ぐらいの宣教師をまとめるということでもあります。ですから大事な仕事はこの18ヶ国にいる宣教師を訪問することです。


今よく聞かれることですが「日本での神父様の宝物はなんでしょうか」。それは、立川教会、銚子教会、成城教会で出会った人たちです。この人たちがわたしに司祭の在り方を教えてくれました。そして日本にいるミラノ会の神父です。5 年間管区長として先導いたしましたが、宣教会のファミリーとはどういう意味なのかを教えてくれたのは日本にいるミラノ会の宣教師たちです。また、聖心、純心といった学校です。そこでは生徒に教えながら若者の素晴らしさを感じることが出来ました。さらに、日本での諸宗教対話をすすめている会です(この会の名前はかけ橋です)。この会の目的は他の宗教を研究しながら、宗教の垣根を超えて交流することにあります。この会のおかげで、わたしも他の宗教、特に仏教と神道の良さに気づかされました。最後の日本でのわたしの宝物は、この国から学んだことです。つまりわたしが日本という国では、提供したこと以上に沢山のことを与えてくれました。


またこう聞かれます「ローマに持って行かれる思い出は何でしょうか」。それは、皆さんのことです。わたしが皆さんを忘れないように、皆さんもわたしのことを忘れないようにと願っています。また、日本での経験を持って行きます。その経験によって人間として、司祭として成長させてくれたからです。そして、この国の人が教えてくれた優しさや、人とものに対する思いやりや慎ましさを持って行きます。さらに、日本での福音宣教の難しさを持って行きます。ご存知のように日本で福音宣教は難しく、信者の数も増えていかないのが現状です。しかし、この難しさは自分の考えと福音宣教の在り方にについていつも考えさせられます。最後に、また日本に戻るという気持ちを持って行きます。


お互い離れていますが、同じ信仰のおかげでわたしたちは一つです。これからも、 ずっと。


月報10月号
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