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10月のメッセージ

月報 第557号

「ワールドユースデー2011 マドリード大会に参加して」

福島 一基 (カトリック成城教会 主任司祭)

今回のワールドユースデーにおいて、わたしは司祭としてではなく青年たちの同伴 者として参加してきました。それまでの過去2 回は日本巡礼団の事務局員としての参加でしたので、この度は日本各地の青年たちとともに歩み、ゆっくりと分かち合い、祈り合えました。もちろんともに過ごす中で、彼らの教会や信仰に関する思いを聞けたことはわたしにとっても貴重な経験です。普段から東京教区の青少年担当司祭として働いてはおりますが、密度の濃い時間をともに過ごすことによってさらに信頼関係も作れたのではないかと思っています。そして素直に信仰に向き合っている青年たちを見て、これからの教会への希望を持つことができたのではないかと感じます。


しかし過去2 回を含め、ワールドユースデーに関して思うこともあります。確かに 大きなイベントであり、若い人たちにとっては魅力的な内容が行われていきます。世界中の青年、それも同じ信仰を持つ者同士が集まるというのですから、それこそカトリック信者が極少である日本の教会の青年たちは、その数に非常に勇気づけられるでしょう。しかし数の多さがわたしたちの信仰の本質ではありません。仲間がたくさんいることは悪いことではありませんが、圧倒的な数ではなく、小さなものであっても神の愛に基づく福音を心に留めてもらいたいのです。楽しいことや盛り上がることが先行してしまいがちな青年たちを、信仰の本質に導く指導者たちの役割の重さを感じます。


また青年たちはともに過ごす非常に濃厚なプログラムの中で、とても親密な関係を 築くことができます。ワールドユースデーはわたしたちの通常の生活より厳しい状況の中で過ごします。この大変さを共有することも大きな恵みなのでしょうか、彼らが親密になる要素がそこにあります。ただそこにキリストがいたことを忘れないでいただきたいと心より思います。キリストがいるからこそ、また、教会だからこそ、その出会いや喜びを体験できるのです。やはりわたしたちをひとつに結ぶことができる大きな力はいつもそこにあることを確信できます。受難を通して復活の栄光を示されたイエスさまの力が確かに青年たちにも働いています。


ワールドユースデーに参加したすべての青年たちが、一人ひとりが抱える課題や未 来の教会の様々な問題を共有し、キリストとともに乗り越えていく新しい教会の姿に成長することを願ってやみません。どうぞ皆様もお祈りください。


月報10月号
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