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2月のメッセージ

月報 第525号

「『正しい変革』とは? 2009年の運営委員会スタートにあたって」

桑原 一利 (カトリック成城教会運営委員長)

新年度の運営委員会をスタートするにあたり、改めて皆様にご挨拶申し上げます。「今年もまた、あいつかよ」と思われるでしょうが、これは私のせいではありません。規約で運営委員長の任期が2年になっているのです。

私は、オバマ大統領の選出に神の思し召しがあったと思いますし、日本でこれから動き出す政治改革にも、神の介入を期待しています。よい方向に変革しようとする限り、神は私たちを助けてくださるでしょう。新運営委員会としても、神の思し召しにとって「正しい変革」を目指します。これが私の唯一の抱負です。能力的に大変ですが、昨年同様、皆様のご協力を得て、変革に挑戦したいと思います。

世の中は激しく変化しています。それも神の思し召しでしょう。経済指標が一挙に悪化し、労働者が苦境に陥り、トヨタですら赤字になるのも神のご計画のうちでしょう。苦境を通じて、変革を私たちに課しておられるのだと思います。苦境こそ変革のチャンスでしょうから。

私たちの教会も旧態依然、現状維持では、大きな変化に取り残されるでしょう。「正しい変革」とは、なんでしょうか。それは、それを実現しなかった場合に、あとの者が先にならず、声なき声が活かされず、キリストが愛してやまなかったこどもが尊重されず、神から同じ太陽をいただいた日陰者が顧みられず、若い方の意見、新しい方の意見が公平に活かされず、キリスト教徒らしいボランティア精神が全うされず、ウェルカムされるべき人がウェルカムされず、ひとつの教会として地域宣教のミッションを果たし切れない状況に陥る、そのリスクを地道につぶし、主任司祭のお手伝いをすること──だと思います。

私にとって、今年もこの思いからくる「正しい変革」の基軸がぶれることはありません。一方で私は力量不足で、誤解を招くことも多く、昨年の私のことばや行ないで傷ついた方、不快に思われた方も多いでしょう。お詫びします。問題は、「正しい変革」の正しさを判断すべき「常識」が、全教会的に共有されていないという点に尽きると思います。これまでの変革は、教会を「常識」にもどす以外のなにものでもなく、それ自体が「正しい変革」ではありますが、それでは何が常識なのか。だれが「正しい」と言い張れるのか。どこかの首相が失言したように、医者の常識と会社員の常識と国会議員の常識は、そりゃ違うでしょう。さらに、教会の常識は世間的な常識と同じであってはならないでしょう。なにしろキリストは常識を覆した方ですから。私も、昨年を振り返り、会社員の常識で判断して誤ったなと反省することが多々ありました。

常識を短期間に共有する手段は、そう多くありません。教会はかくあるべしというファッショ的な押しつけか、深い話し合いで共感していただくか、どちらかでしょう。私は、後者を取ります。そこで皆さんにお願いします。第1に今年は重要課題が多いことでもあり、ぜひ信徒総会にいらしてください。第2に、運営委員会議事録や月報を読んでご意見を寄せてください。第3に、「正しい変革」に関わる疑問点等は、私を捕まえて直接問いつめてください。電子メイルでも結構です。一緒に考え、真摯にお答えします。

今年もよろしくお願いいたします。

月報2月号
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