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隣人を愛しなさい

― 倉橋神父 ミサとボリビア報告会 ―

2017年02月19日
10:00 司式・講話:倉橋 輝信 神父

2月19日10時のミサは、ボリビアで宣教に従事されている倉橋輝信神父の司式で行われました。

ミサは、山本神父の「昨年司祭叙階50年の金祝を迎えられた倉橋神父様が今後も益々お元気で活躍なさいますようにと皆で一緒に心を込めて今日のごミサを捧げましょう」という紹介と祈りのことばで始まりました。

倉橋神父は、説教の冒頭で61年前の調布の神学校時代からのご自身の成城教会との深い関わりについて、大越神父、ボーイスカウト、当時の高校生たちとの思い出話を披露しました。続いて、その日の福音について次のように話しました。

「イエス様は私たちに、常日頃からあなたを恨み、妬んでいる人が拳であなたの右の頬をたたいたとしても、その人にゆるしを与えなさい、限りなくゆるしなさい。そして一番大事なおきては、神を愛し、そして隣人をあなたと同じように愛しなさいと話しておられます。この日本で忙しく日々の生活に追われている私たちが、温かい心で、微笑をもって他人に接することが必要だと思います。

また、他人を愛するということは、同じ気持ちになってあげるということが大切です。かつてブラジルで働かれていた今は亡きマリア会の長谷川神父様が、日本からブラジルなどに移民として渡り、そこで生まれ日本に来て働いている日系2世・3世の人々に向けて、『ブラジルで受け継いだすばらしい温かく広い心を忘れないで、ここ日本で生活してください』と話されていたと山本神父様が会報に書かれていました。南米からの2世や3世の人々の中には、現在日本で夜勤などの仕事につき、大変な生活をしている人もいます。私たちがそのような人々に対してできることは、福音に書かれているように、全ての人に太陽を昇らせ、雨を降らせてくださる天の父が全ての人を愛してくださっているように、私たちも全ての人を差別せずに、温かい心でお互い助け合うことです」。

ミサを終えた聖堂で、金祝のお祝いとして山本神父より倉橋神父に花束が手渡され、信徒一同からも盛大な拍手が贈られました。

その後、信徒会館に場を移し開催されたボリビアの現状の報告会に多くの信徒が集まり、現地で37年間活動している倉橋神父の生の声に耳を傾けました。ボリビアでの一日の食費や気の毒な郵便事情、不便な交通事情の話の他に、日本との文化の違いとして、スキンシップを伴う愛情表現やダンスなどをあげ、日本でも取り入れるべきと楽しく話しました。問題点としては世界共通の問題となっている貧富の格差がボリビアでも広がっていること、また国として抱えている大きな問題はコカインなどが身近にあり、海外輸出で莫大ばくだいな利益を得る麻薬組織がはびこっていることだそうです。併せて、質問に答えて話した、戦前の日本と同じように農業を主体とした貧しいボリビアの現状、そこで働くサレジオ会の神父たちの活動のすばらしさ、またキリスト信者が84%を占めているにもかかわらず様々な要因が重なり、多くの社会的な問題を抱えるボリビアの現状は、全ての人の心に深く刻まれ、自分にできることを改めて考える機会となったに違いありません。

倉橋神父のハーモニカ演奏やピアノ演奏に合わせ、「荒城の月」「月の砂漠」など参加者全員での「マイウエイ」合唱も盛り込まれた会は、最後にこの会とコーヒーサンデーを担当したヨゼフ会から倉橋神父にお礼の言葉と共に献金が手渡され、大きな拍手のうちに1時間ほどでお開きとなりました。


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